2018年4月号

県民テレビのこぼれ話

県民テレビ(3月14日放送)でご紹介したブッカーさんは、広島叡智学園設置に尽力された、シニアコンサルタント。学園設置に向けた思いをお伺いしました!

広島県教育委員会 ブッカーさん

広島県教育委員会

シニアコンサルタント

デイビッド・ブッカーさん

授業の様子のイメージ

Q. 広島叡智学園が、これまでの学校と大きく違う点は何でしょうか?

ブッカーさん 特徴のひとつは、全ての授業(国語以外)が原則英語で行われることです。 入学当初から英語が話せる必要はないのですが、高校1年生の頃にはしっかり英語が話せる状態になっているはずです。 また、世界各地で採用されている国際バカロレアの理念(※)に基づく教育を行うのも特徴で、常に生徒が学びの主役です。 それぞれが考え、調べ、発見していくプロセスを大切にしています。 チームを作って、生徒同士で協力したり、一緒にプロジェクトも行う。この教育では、科目を単体で学ぶのではなく、科目のつながりも意識しています。

※ 国際バカロレア・ディプロマプログラム:世界140以上の国・地域で採用され、国際的に認められる大学入学資格(国際バカロレア資格)が取得可能な教育プログラム

広島叡智学園が開校する大崎上島

Q. ブッカーさんは様々な国の学校教育プログラムの作成に携わってこられましたが、広島叡智学園ならではの教育とは何だと思いますか?

ブッカーさん 広島叡智学園は Peace(平和)と Sustainability(持続可能性)を重視しています。 これは、広島の人々の生活の中心に「平和」があり、様々な困難を通じてその大切さを学んできたことに基づいています。 私たちは「Peace & Sustainability」を広島叡智学園の全ての教育の真ん中に位置する重要なテーマにしたいと思っていて、日常生活も含めて、生徒たちは様々な活動を通じて、それを学んでいきます。

寮のイメージパース図

Q. 生徒達は、年齢も国籍も違うメンバーで、全寮制の暮らしをおくるそうですね。

ブッカーさん 365日学ぶこと。 それによって子ども達は、ものすごいスピードで成長していくことができます。 集団生活の中で、自分が暮らしやすくするために生徒間で、あるいは先生と交渉もしたりするでしょうね。 国籍も考え方も違う人と暮らし、学業の他にも、身の回りの食事、洗濯、掃除等もしなければならない。 自分でやるべきことを決めたり、時に妥協したり、家族から離れてそれを学んでいく。 人生の中でとても重要なことです。親が子どもから離れることができるかどうかも、大切なポイントです。

広島県教育委員会 ブッカーさん

Q. 広島叡智学園への入学を考えている親子や、子育て中の方等へのメッセージを!

ブッカーさん 広島叡智学園は、子ども達の将来を切り開くための学校です。子ども達が育ち、責任を持てる大人へと育っていく過程で、困難に直面した時、それに立ち向かえるようになるための「軸」を育んでほしい。 それが、「平和への思い」であったり、継続して努力していくという力であっててほしい。 そして保護者も、子離れすることが必要です。 難しいことですが、子どもが家から外の世界に出ることによって、自分が今まで持っていたものや身近にあったものの良さに気付き、そして帰ってきた時、すごい力を発揮してくれるはずです。 広島叡智学園で学んだ生徒がどのように成長していくのか、楽しみですね。

撮影にご協力いただきました!

広島県教育委員会事務局 学びの変革推進課

広島県教育委員会 学びの変革推進課

〒730-8511 広島市中区基町10番52号
082-513-4892

広島叡智学園/Hiroshima Global Academy〔HiGA(ハイガ)〕 - 広島県教育委員会ホームページ

広島県教育委員会 ブッカーさん

広島県教育委員会 シニアコンサルタント

デイビッド・ブッカー

  • オックスフォード大学ウォドム校卒業
  • United World Colleges(アトランティック・カレッジ)において長年カリキュラムコーディネーターとして勤務し、2017年末に退職。
  • 同校卒業生のIBDPスコアは平均36点(45点満点)と大きな成果をあげる。
  • IB機構等と様々な折衝を行っており、カリキュラムの作成のみならず、IB認定等についても、多大なノウハウを有する。
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